こんにちは、ズットンで働き始めて早1年半となりました、ひこにゃんです。
働いていて一番多い質問が【課題】について、そして二番目が【シューズ】についてです。
基本的に己の肉体のみで登るボルダリングにおいて、シューズは唯一使うことになる道具といっても過言ではないです。
そんなシューズについてはやはり皆さん色々と悩まれているようですね。
今日は皆さんのシューズ選びの参考に、そして新しく興味をもって頂けるように自分の履いている一部のシューズについてレビューしたいと思います。
まず、私がズットンに来てから履いたシューズは全部で12足となります。
種類はこちら↓↓↓
◦スカルパ フォース
◦スポルティバ カタナレース
◦オーツン オゾン
◦スカルパ インスティンクトVS
◦テナヤ イアティ
◦スポルティバ コブラ
◦スポルティバ スクワマ
◦マッドロック シャーク
◦スカルパ フューリア
◦スポルティバ マーヴェリック
◦ソイル フリーレンジ
◦5.10 VXI
その中から今回は3足ご紹介したいと思います。
参考までに私のデータは、
・身長:168cm
・体重:55kg
・足の実寸:23cm
・靴下着用
一つ目はスポルティバの【スクワマ】
・サイズはEUの36
・シューズについて
クライミングシューズに革命をもたらしたといわれるソリューションのニューバリエーションとして登場したスクワマ、今現在各国の代表選手をはじめ、様々なシーンに登場することとなったスポルティバのハイエンドモデル。
・のび感、サイズ感
馴染むと全体的に柔らかくなり、少し伸びる、新品からハーフいくかどうかくらいののび感。
・使用感
癖が少なく足型も幅広いので万人に合うシューズだと思います。ただ、少しヒールが深めなので、アキレス腱が当たって痛くなる方もいると思います。逆に深めでかっちりと踵を包みたい方にはオススメです。
・特徴
すべてのムーヴにおいて高い要求に応えてくれる高次元万能シューズ、トゥフックもヒールフックも剛性が高くかけやすい。細かいジブにもしっかりとのって足先に力を伝えられます。しかし柔らかいシューズなので体重が重い方や、足の指の力が弱いと踏み負けてしまうこともあります。
・ソール
ビブラムXSグリップ2で、柔らかく、すべりやすいホールドでも粘りがあります 。
・こんな人にオススメ!!
浅いヒールが苦手・・・
ジムや岩場、コンペなどでどんな課題にも一足で対応したい、
そんな欲張りさんにはこれ!!
2つ目は5.10の【VXi]】
・サイズはUSの6
・シューズについて
映画ミッションインポッシブルの中で、高層ビルのガラス面を登るために開発されたシューズ。極端に柔らかいシューズで、粘りがあり滑りにくい特徴は現代インドアクライミングでは大きなアドバンテージとなることも・・・
・のび感。サイズ感
とにかく柔らかく、そこそこ伸びる。新品からハーフ強伸びる印象
・使用感
全シューズの中で最も柔らかく、滑りにくいシューズといっても過言ではない。卸したてでもすぐに馴染み、そこからさらに柔らかくなっていきます。履きいれ口が伸びないので履くときに少し引っ掛かります。ヒールが浅く、薄いのでかけ方によっては痛くなりますし、少し抜けそうになることもあります。踵の先で引っかけるというよりかは、面で押して当てる方がいいと思います。
・特徴
ボテやスメアリングなど、滑りやすい課題でもガンガンに乗り込んでいけるシューズです。柔らかいので、小さなジブを踏んでいくのは少し難しいですが、ジブを壁ごと面でスメアリングするイメージで踏むとのれます。
・ソール
ステルスMI6 全ソールの中でも屈指の柔らかさと滑りにくさをほこります。
・こんな人にオススメ!!
とにかくインドアクライミングにおいての滑りにくさならナンバー1♪
ボテやスメアリングでしっかりと体重を乗せていきたい方にオススメです。
3つ目はテナヤの【イアティ】
・サイズはUKの4
・シューズについて
快適な高性能がキャッチフレーズのテナヤのハイエンドモデル。その足入れの良さと履き心地は一度履いてみる価値ありです。今現在どんどんとユーザーが増えているメーカーの一つではないでしょうか。
・のび感、サイズ感
柔らかい靴で、馴染みによる履きやすさはあるものの、ロリカ(人工皮革)を使用しているのでそれほど伸びません。伸び幅は気にせず、店頭でのサイズ感で大丈夫です。
・使用感
とにかく足入れと履き心地が良くて、長時間ジムで登っていても負担にならないシューズです。せめているのに全然痛くならない不思議なシューズです。
シューズの剛性が高いのも特徴で、型が崩れにくいのですが、ヒモ周りの強度に少し不安を感じます。
・特徴
とても使い勝手がよく、初級者からでも足が痛くなりにくいハイエンドモデルです。ヒールに癖が無く、どんなかけ方でも融通がききます。
しかし、トゥフックは少し滑りやすい印象です。
・ソール
ビブラムXS(旧) ビブラムXSグリップ2よりも硬く、エッジよりも柔らかい。
なのでXSグリップ2と比べると、ツルツルのビスなどに乗ったとき等少し滑る。
・こんな人にオススメ!!
エントリーシューズから二足目を買われる時等、性能の高いものが欲しい、でもまだターンインのきついハイエンドモデルを履く勇気が出ない・・・そんな方にオススメです。
もちろん3足目、4足目の方もぜひ一度は履いてみてください。病みつきになります。
以上三点のレビューとなります。
ズットンでは各店舗あわせると50種類以上のシューズが店頭にあり、知識豊富なスタッフが対応いたします。シューズ選びで迷われている方がいましたら、気軽にお声掛けください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも楽しいクライミングライフをお送りください♪