2017年11月2日木曜日

スタッフの休日【韓国クライミング&消化器官修行の旅】

こんにちは!元塩店メインのアルバイトスタッフ、サワイです。
夏休みに入ったということで、お休みを頂き韓国へクライミングへ行ってきました!
今回僕は釜山周辺に1週間、ソウル周辺に1週間ほど滞在しました!
といっても、、雨が多く、思うようには登れずでした。思いがけずしっかり観光もしてきましたのでそちらも交えながらご紹介させていただきます。
長い&駄文ですのでお時間のある方向けです。

韓国は僕が最初思っていたよりも沢山、どこに行ってもクライミングエリアがありました。
文章ではうまくまとめれなかったので僕のとってきた写真を説明していく形で書かせていただきます。

韓国のコンペウォールも触りました!
遠めのダイナミックな課題が多かったです。
全然登れなかったです..orz
韓国についた次の日、早速韓国のスラブに洗礼を受けました。。
あれ、むつかしい。。

最初の1週間は釜山近郊の蔚山(ウルサン)という場所にいました。
蔚山では山も登ってきました!
これはシンブル山の恐竜稜線というワクワクする名前のところです。
韓国の岩は花崗岩がほとんどで、草の全然生えていないスッキリした大きい壁が多いです。何故なのかはよくわかりませんが日本にはないようなスケールのデカい、マルチピッチ・ロングルートも楽しむことができます。
写真の写真で申し訳ありません。小さく人が写っているのが分かるでしょうか。おそらく雪岳山(ソラク山)

ソウルを眺めながらのクライミングもできます。

これはソウルからは離れますが雪岳山(ソラク山)の赤壁です。
赤壁は韓国クライマー憧れの地だそう。
これは友人の母校(高校)のクライミングセンター

高校の設備とは思えません。。

クライミングの先生もいて教えてくれます。




仁寿峰(インスボン)デッカイ!!
ガスってるのは珍しいらしく神々しい威圧感がありました。東洋のヨセミテと言われる理由が分かりました。

インスボンへのアプローチ中にもたくさんの岩が見えました。

とてもエリアの整備が行き届いていてインスボン取りつきにはこのような看板があります。ルートが沢山あり、どこでも最悪懸垂できそうという感覚です。

ここは僕が登ったルートではないですが、取りつきより。上の写真ですと右下のあたりです。
「アレ、ボルト無い、、」
友人曰くこのルート1ピッチ目はボルト全く無いそう。。
カムはところどころ決めれます。
友人はこのピッチのことを「デスピッチ」と呼ばれていると言っていました。
もし、インスボンに行かれる方がいらっしゃたらカムは2セットくらい持って行くことをお勧めします。



うーん、スラブ。だんだんきつくなっていく傾斜は心地良い恐怖感を与えてくれます!
低グレードはアイゼンでも登られているのか、チッピングのような跡が多数ありました。
スタンスや結晶があるわけではなく、のっぺりしたくぼみにスメアリングで立っていくというクライミングでした。おそらく下手なだけですが体感でトポグレード+2~3グレードに感じました。
ちなみに僕たちが登ったのはクロニ(10a,9ピッチくらい)というルートで、途中で振り子トラバースをするルートです。振り子トラバースしたかったのですが、悪天候の為敗退し、そこまで行けませんでしたorz
ちなみにですが韓国の人たちはクライミングゾーンのあるアプローチシューズで10台はすいすい登ってしまいます。


ソウル市内のジムでキム・ジャイン選手とお会いしました!!
登っているのを見てましたがめっちゃ強かったです、、
最近は有名なロッテタワーを登ってクライマーに限らず、超有名人だそうです。

今回の旅、一番のお気に入りのメニュー、「ポッサム」です
サムギョプサルのお肉を時間をかけてボイルしてあり、とろけます。
サンチェでキムチと巻いていただきます!!

この日は贅沢にカキポッサムでした!
うますぎて。焼酎(チャミスル)とビール(メクチュ)がおいしいです。
チャミスル!すっきりしていてどんどん飲んじゃいます

現在日本では食べることが出来ない、ユッケもたっぷり食べてきました!!
ユッケとユッケビビンバ!超うまいです!

この人がハングルを作った人です。
学者さんがあれこれ考えて作った言語だから学びやすいのだそう。


ユッケwith「コチュ」feat,コチュジャンです。
コチュとは青とうがらしのことで、始めて痛いという味覚を経験しました、、
表題に消化器官修行の旅と付けましたが、食事の9割が辛くてかなり鍛えられました。




さて、サワイはどこでしょう。。
登りたくなってしまったんです。




韓国の朝ごはんは健康的なメニューが多かったです。
ただ、ごはんともやしのナムル以外全部辛いです。緑に見えても全部辛いです。



ソウルの地図です。
中央上の緑の部分が武漢山国立公園です。
インスボンやドボン山がここにあたります。

地形を見て頂くと山に囲まれているのが良く分かります。
なんと、周りの山まで地下鉄でアプローチできるんです!
ソウル中心部からインスボンまでは1時間半くらいでしょうか。
エリア周辺には登山道具屋さんもまとまっています。何にも持たずにふらっと来て全部揃うほどです。クライミング目当てで韓国を訪れるならエリアの近くで宿をとってしまうのがオススメです。もちろん観光もしたいという方はソウル市内で宿をとっても十分登りに行けますよ!(インスボン下の登山用品店ではシューズが5000円くらいで売ってました)
ソウルの近くですとjongno 5-gaという駅の近くの商店街が通りまるまる登山用品のお店です。
ここはかなりオススメです。ギアが好きな人は歩いてるだけで楽しいです。
ギアの値段は日本とあまり変わりません。アパレルは日本より少し安く感じました。
ただ、充実度は日本とは大違いです。分かりやすくいうと沢山のメーカーの同様の製品を手にとって比較できる程です。
韓国では冬になると人工的に山に放水してアイスのエリアにしてしまうほどアイスクライミングが盛んなせいで特にアイスのギアは日本よりかなり充実しています。
韓国のアイスクライミングに興味がある方は「ソラクサン アイスクライミング」で検索してみてください。



ちなみに韓国人の北アルプスソラク山はここです。
ソウルからはちょっと遠いですね。

気になるトポですが、、
CLIMB という名前の英語で書かれている表紙が真っ黒なエリアガイド(ルート詳細などはあまり記載されていない)くらいしか公式に出版されているものはないそうです。
トポの多くが個人出版のもので、知り合いを通じて入手しないといけないそう、、
インスボンではエリアガイドさえあれば看板などでトポがありました。ですがやはりショートルートをトライしたい日などにはトポが欲しいですよね、、
核心はトポの入手かもしれないですね。



クライミングは大して上手くない僕ですが、韓国はとても楽しませてくれる場所でした。
日本との距離が近いので文化・食事が似ていて居心地が良い国です。言葉は日本よりは英語が使える人が多い印象です。ほとんどのお店に英語が使える人がいました。
みなさんもぜひいつもの岩場より少しだけ足を延ばして訪れてみてはいかかでしょうか。


元塩店 サワイ

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